山陽自動車道福山西IC~尾道IC区間の橋梁耐震補強工事が着工し、19か月が経過いたしました。
今回は、永松橋・延江橋・北杉橋・三蔵橋でのコンクリート補修、ならびに伊予兼橋と才原橋の進捗状況をお伝えします。
永松橋・延江橋・北杉橋・三蔵橋 では、橋脚のコンクリート(既設)が一部剥離していたため、剥離箇所を削り取り、特殊な材料(ポリマーセメント系無収縮グラウト材)で補修を行いました。
今回は、剥離箇所を削り取る際、剥離していないコンクリートへの影響が少なく、既存の鉄筋を再利用できるというメリットから、「ウォータージェット工法」で施工しております。
ウォータージェット工法で剥離したコンクリートを削り取った様子
また、前々回のレポートより進捗をご報告しております伊予兼橋では、耐震性能を高めるために行っていた、橋脚への炭素繊維巻き立て工が完了し、足場の解体も行いました。
伊予兼橋:炭素繊維巻き立て工完了後
才原橋の橋脚では、 伊予兼橋と同様の、 炭素繊維巻き立ての施工を開始しております。
炭素繊維巻き立て工の詳細は、前回の記事で紹介しております。前回の記事はこちら。
才原橋:炭素繊維巻き立て工施工中の様子
引き続き、安全管理に注力し、施工してまいります。