三幸工務店

PROJECTSTORY

土木部次長岡田佳久
土木部2017年新卒入社濱村真平

平成29・30年度国道2号道口高架橋耐震補強補修工事

発注者:
国土交通省
工 期:
平成30年1月12日~平成31年3月31日

三幸工務店の土木部では、道路、河川、下水、橋梁、港湾など公共事業を主体に多くの実績を重ねてきました。
災害に強く、環境に優しい地域づくりに貢献しています。

プロジェクトの概要を教えてください

濱村
私たちが携わったのは、岡山県倉敷市玉島道口地区の国道2号線高架橋の耐震補強工事です。完成から約40年経つ橋脚の厚みを増すことで耐震補強するというもので、2019年3月に当社の受注部分は完了しています。
岡田
40年前の耐震基準で造られた橋脚を、現在の耐震基準を満たす規格にするのが目的です。手順としては、水中部分の橋脚の周りをまず土で埋めて土台を作り、柱の周囲を5、6メートル掘ったうえで、鉄筋と特殊モルタルで補強するというものです。出水期になると河川の水かさが増すため、工事を限られた期間内に終了しなければならないというミッションがありました。

工事での仕事内容は

岡田
現場の施工管理全般を行いました。安全管理や工程管理といった日々の業務のほか、原価管理、材料や協力業者の手配、図面作成など多岐にわたります。
濱村
私は、現場撮影や提出書類の作成などの業務を行いながら、周辺住民の方々にご理解いただけるよう、説明や工事車両の誘導、通路の清掃といった地元対応も担当しました。

01先を予測し、
的確に采配

岡田
一般的なコンクリート巻き立てではなくモルタル巻き立てという特殊な工法だったので、濱村くんは初めてだったね。半年ぐらい前から協力業者や材料の手配も必要だったので、その細かい調整もしてもらい大変だったと思う。
濱村
はい、初めての工法だったので勉強になりました。工期に余裕がなかったため、着手してからスピーディーに工事が進んだのも印象的です。先々を予測して段取りをしていく岡田さんの采配はすごいなと思いながらサポートに当たりました。
岡田
濱村君たちが良くサポートしてくれたので、最終的には納期に余裕があるぐらいだったな。もちろん協力業者の皆さんの技術力や連携、周辺住民の方々のご理解があってのことだけど。
濱村
たとえ工期が短くても、期間内に完成させなければならない。いかに先を見て段取りをするかということが大切なんだと感じました。

02余裕を持って、
準備する

お互いの仕事ぶりについて

濱村
現場に張り付いて工事の進捗状況を撮影するのは私たち若手の仕事。入社当初は撮影するべき箇所の工事がすでに終わっており必要な撮影ができていなかった、ということもあって迷惑をかけたので、今では早めに現場に到着して状況を把握しておくよう心掛けています。
岡田
仕事への向き合い方は厳しく注意をしておかないとな。現場は毎回条件や状況が違うので、入社1、2年目だと専門用語ひとつとっても戸惑うものだけど、濱村君は打合せによくついてこれるなと感心していたんだよ。
濱村
最初はわからないことばかりでしたが、岡田さんにその都度教えてもらえたので、何とかついていけました。岡田さんは、とても穏やかで寛大な方。私が質問した時は、現場でどんなにスケジュールがタイトな状況でも、丁寧に答えてくれる。しかも、常にフラットに全体を見ながら着々と仕事をされている。そういう姿を見習いたいです。
岡田
知識ももちろん必要だけど、現場での経験を積むうちに「あの時はこういう意味だったのか」と理解してくれればいいな。濱村君はユーモアもあるし、協力業者の方々ともうまくコミュニケーションが取れているので、そういった長所をこれからも業務に生かしてほしいね。

03自ら考え、判断できる
リーダーシップを養う

三幸工務店の仕事の魅力を

岡田
この仕事は、図面作成や座標計算など、体ではなく頭を使うことが多いね。造るものの図面をきっちり把握しておくことで、協力業者の方への指示が的確にできるし現場の課題にも早く気付けるから、仕事をスムーズに進めることができるよ。
濱村
そうですね。土木の仕事に大胆なイメージを抱いていましたが、実際はミリ単位の数値を相手にする繊細な部分があると三幸工務店に入社して初めて知りました。そして施工管理という業務には広い視野が必要なのだと岡田さんから学んでいます。
岡田
施工管理の仕事のやりがいは、現場を一つにまとめてリーダーシップを取りながら、チームメンバーや協力業者の皆さんとともに完成させられること。濱村君たち若手もいずれ工程や原価、人の采配などをひとりで仕切ることになるけれど、こうしたやりがいをみんなに感じてほしいな。
濱村
信頼されるリーダーになれるよう、まずは経験を積み知識を増やさないといけませんね。「まずは自分で考えてから、それでもわからないことがあれば何でも相談するように」と岡田さんが言われるのは、まず自分で考えてみなければ対処法が身に付かないからですね。岡田さんのように、困った時に相談しやすい先輩がいるので助かっています。

04やりがいと責任感の
ある仕事

岡田
学校の勉強はやはり大事だよね。数字を日々扱い管理するため計算能力は必須。また協力業者の方にお願いしたり指示したりするケースも多いので、人間関係を上手に築けるようになっておくといいね。
濱村
学校で学べることは身に付けておくべきですね。人と接するアルバイトなども役に立つと思います。資格は持っていればプラスにはなりますが、入社後でも取得できます。私も入社後に勉強して、土木施工管理2級の資格を取得しました。次は土木施工管理1級の資格取得に向けて、勉強を続けています。社内勉強会や受験費用の会社負担制度も利用できるのがありがたいです。

就活生へのメッセージを

岡田
当社なら、若手でもどんどん仕事や現場を任せてもらえるのでやりがいがあると思います。仕事で経験を積むことで、自分の行動に責任を持てるような大人に成長してもらいたいと願っています。
濱村
どんな仕事にも共通すると思いますが、最後までやりぬく強い気持ちや、素直さがあると成長できると思います。そういう後輩と一緒に働きたいですね。

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