山陽自動車道福山西IC~尾道IC区間の橋梁耐震補強工事が着工し、14か月が経過いたしました。
今回は伊予兼橋と落橋防止構造取付作業の施工対象である永松橋・三蔵橋についての進捗状況をお伝えします。前回の記事はこちら。
伊予兼橋では前回に引き続き、耐震性能を高めるため、強度に優れた炭素繊維を橋脚に巻きつける、炭素繊維巻き立て工を行っております。
前回のレポートでは進捗率が20%程度でしたが、現在は6脚中4脚が完成し60%まで施工が進んでおります。
炭素繊維巻き立て工
炭素繊維巻き立て工は、気温・湿度の影響を受けやすい工法となっており、これからの時期、気温の低下や霧などの影響で湿度が高くなることが予想されます。
その為、温度・湿度のこまめな測定、品質管理を行いながら慎重に施工を進めてまいります。
また、永松橋・三蔵橋において地震により橋桁が落下しないよう落橋防止構造部材の取り付けを行う予定となっております。
現在、永松橋では落橋防止構造の部材取付作業を進めており、三蔵橋では、令和5年4月頃から部材の取付を行うため、部材製作を行っております。
永松橋:落橋防止構造部材取付作業の様子
今後も、安全第一で施工を行っていきます。